PoE給電予算の計算ツール

PoEスイッチの「総給電能力(W)」に対して、接続するAP・カメラ・IP電話などが必要とする電力の合計と、余裕・超過を計算します。

入力した数字はお使いの端末の中だけで計算され、送信も保存もされません。結果は入力値に基づく機械的な試算です。

1. スイッチの給電能力

ヤマハ公式の仕様ページで確認できた値だけを載せています。出典と要確認事項は下の「出典」を参照。

2. 接続する機器

「種別」は自分用のメモです(計算には使いません)。PoEクラスは機器の仕様書やラベルで確認してください。実消費電力(機器側・W)を入れると「実消費ベース」の計算に使います。空欄なら、そのクラスの規格上のPD最大値で計算します。

    3. 見積りの余裕

    規格値ではなく、見積りの一般的な目安です(初期値20%)。増設・温度・機器の個体差に備える考え方で、必要な値は環境によって変わります。
    機器側の実消費に上乗せする割合です。損失はケーブル長・種類・温度で変わります(一般論)。規格上、クラス3ではPSE出力15.4Wに対してPD受電は12.95W(差は約19%)です。

    見方と注意

    PSE出力とPD受電の違い、総電力の考え方、計算例は、解説記事「PoE給電予算の計算方法」で説明しています。

    ルーター・PoEスイッチ・APをVLANで分ける小規模構成の例は、「ゲスト・ホーム・サーバーをVLANで分ける」で紹介しています。

    • 規格上の確保量ベース: スイッチが機器のクラスに応じて給電能力を確保する方式の見積りです。PSE出力(給電側の値)で合計します。スイッチが実消費で割り当てる設定なのか、クラスで確保するのかは機種・設定で異なります(要確認: 機種のマニュアル)。
    • 実消費ベース: 機器側の実消費に、入力したケーブル損失を加えた見積りです。カメラの赤外線LED点灯時やAPの接続台数増加などでピーク値が上がることがあるため、ピーク値での入力をおすすめします。
    • 総電力に収まっていても、1ポートあたりの上限や給電可能ポート数を超えると給電できません。入力した場合は合わせて判定します。
    • ケーブル損失・長距離配線・PoE延長器やインジェクタ・温度による劣化・電源容量の経年変化などは、この計算に含まれません。実運用では余裕をもって計画してください。
    • 結果はあくまで目安です。最終判断は各機器の公式仕様書で行ってください。

    IEEE 802.3 PoEクラスの値(PSE出力とPD受電)

    PSEは給電する側(スイッチ)、PDは給電を受ける側(AP・カメラ等)です。PSE出力の方がケーブル損失の分だけ大きくなります。

    規格上の値(要確認: 出典のIEEE規格本文または公開資料)
    クラス規格PSE出力(W)PD受電の最大(W)

    出典

    要確認: 機種の仕様は改訂・後継機で変わることがあります。購入前に最新の公式ページを確認してください。IEEE規格本文(有償)そのものは参照していません。