PoE給電予算の計算ツール
PoEスイッチの「総給電能力(W)」に対して、接続するAP・カメラ・IP電話などが必要とする電力の合計と、余裕・超過を計算します。
入力した数字はお使いの端末の中だけで計算され、送信も保存もされません。結果は入力値に基づく機械的な試算です。
見方と注意
PSE出力とPD受電の違い、総電力の考え方、計算例は、解説記事「PoE給電予算の計算方法」で説明しています。
ルーター・PoEスイッチ・APをVLANで分ける小規模構成の例は、「ゲスト・ホーム・サーバーをVLANで分ける」で紹介しています。
- 規格上の確保量ベース: スイッチが機器のクラスに応じて給電能力を確保する方式の見積りです。PSE出力(給電側の値)で合計します。スイッチが実消費で割り当てる設定なのか、クラスで確保するのかは機種・設定で異なります(要確認: 機種のマニュアル)。
- 実消費ベース: 機器側の実消費に、入力したケーブル損失を加えた見積りです。カメラの赤外線LED点灯時やAPの接続台数増加などでピーク値が上がることがあるため、ピーク値での入力をおすすめします。
- 総電力に収まっていても、1ポートあたりの上限や給電可能ポート数を超えると給電できません。入力した場合は合わせて判定します。
- ケーブル損失・長距離配線・PoE延長器やインジェクタ・温度による劣化・電源容量の経年変化などは、この計算に含まれません。実運用では余裕をもって計画してください。
- 結果はあくまで目安です。最終判断は各機器の公式仕様書で行ってください。
IEEE 802.3 PoEクラスの値(PSE出力とPD受電)
PSEは給電する側(スイッチ)、PDは給電を受ける側(AP・カメラ等)です。PSE出力の方がケーブル損失の分だけ大きくなります。
| クラス | 規格 | PSE出力(W) | PD受電の最大(W) |
|---|
出典
- Ethernet Alliance "Overview of 802.3bt"(クラス1〜8のPSE出力とPD受電の表)。クラス0はIEEE 802.3af の既定値でクラス3と同じ扱い(要確認)。表ではクラス3のPD値を13Wと丸めています。本ツールは規格本文の12.95Wで計算します。
- ヤマハ SWX2210P-10G 仕様: 最大給電能力 1ポート30W/装置全体124W、給電可能ポート8(2026年9月30日確認)。
- ヤマハ SWX2210P-18G 仕様: 1ポート30W/装置全体247W、給電可能ポート16(同日確認)。
- ヤマハ SWX2210P-28G 仕様: 1ポート30W/装置全体370W、給電可能ポート24(同日確認)。
要確認: 機種の仕様は改訂・後継機で変わることがあります。購入前に最新の公式ページを確認してください。IEEE規格本文(有償)そのものは参照していません。